機械vs人間チェス

1963年世界で初めて機械と人間のプロが戦ったチェスの棋譜

現代ではもう人間ではコンピュータにチェスではかなわないということになっていますが、何事も始まりは存在したものです。
今回は世界初の機械vs人間の戦いのログであるところの棋譜を紹介したいと思います。

ときは1963年、日本ではキューピー3分クッキングが放送開始されたりグリコがプリッツを販売開始した年らしいですが、ちょうどその頃チェス界ではコンピュータVSグランドマスターの対戦が実現しました(グランドマスターは人間のプロだと思ってくれてOK)。

対戦したグランドマスターは現在、史上最もチェス世界チャンピオンになれそうでなれなかった人とされているダヴィット・ブロンシュテインさんです。
1940年代半ばあたりから1970年くらいまで世界のトップ選手でした。

対するコンピュータはM20というロシアのコンピュータらしいです。ガレージ(車庫)ほどの床面積が必要なとっても大きなコンピュータでとてつもなく電力を消費していたようで。もしかしたら当時のスパコン扱いだったかもしれないです。

先手の白がブロンシュテインさん。後手の黒がコンピューターのM20です。

lichess.orgの棋譜ビューアーを使用しました。
参考外部棋譜サイト:David Bronstein vs M20 (Computer)

流石にGMにはかないませんでした。
最後はブロンシュテインさんが長いメイトを見逃しませんでしたね。

コンピュータのレーティングはどれくらいだったのでしょうか?4年後の1967年のMac Hack VIで1640くらいだったらしいので1500くらいでしょうかね。

私より強そうです。

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くろーりん
チェスブロガー、くろーりん。 チェスのルールを知らなくても楽しい。 ルールを知ってるともっと楽しいブログを目指します。 チェス情報発信歴10年くらい。 チェスの強さはいまいちなので、雑学やTIPSなど「チェスって面白い」と思っていただけるブログ制作を心がけます。 (当ブログはリンクフリーです) Vtuberとしてyoutubeで配信もしているので、ここの下のyoutubeアイコンからぜひお越しください。

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