チェス雑学トリビア集

2020年世界の囲碁将棋チェス賞金ランキング一覧

今日の話題はお金です。

チェスって賞金いくら出るの?という疑問があるかと思いますので、類似競技の囲碁とチェスとも比較を行いました。

注意点としましては、賞金の公開が税引前だったり税引後だったりでややこしく、大体が税引後のはずではあるのですが、前のものが混じっているかもしれません。
もう一つは囲碁将棋チェスは戦いこそ個人戦ではありますが、何名かでチームを作って対戦相手の対策を行うことがあります。賞金全てがその人の分け前ではない可能性があります。
そして最後に、競技者の収入は決して賞金だけではありません。各競技の講師や講演会競技会の出演料、本の印税や人によってはYouTubeなどの広告収入など幅広く存在しますが今回は対戦の賞金に限った話をしています。

以上を注意してみていただければと思います。

 

囲碁界の賞金ランキング10

 日本囲碁界

順位名前獲得賞金
1位井山裕太棋聖128,519,441円
2位一力遼天元48,609,332円
3位芝野虎丸王座47,412,860円
4位藤沢里菜女流本因坊27,410,030円
5位河野臨九段26,927,300円
6位山下敬吾九段20,993,400円
7位許家元八段20,962,681円
8位上野愛咲美扇興杯17,545,862円
9位張栩九段11,969,400円
10位羽根直樹九段11,722,000円
https://www.nihonkiin.or.jp/news/release/2020_5.html

韓国囲碁界

順位名前獲得賞金     
1位シン・ジンソ九段10億3800万ウォン(約9810万円)
2位パク・ジョンファン九段8億1300万ウォン(約7682万円)
3位ビョン・サンイル九段3億4000万ウォン(約3214万円)
4位キム・ジソク九段2億2700万ウォン(約2146万円)
5位チェ・ジョン九段2億ウォン(約1891万円)
6位イ・ドンフン九段1億ウォン(約945万円)以上
7位カン・ドンユン九段1億ウォン(約945万円)以上
8位シン・ミンジュン九段1億ウォン(約945万円)以上
9位パク・ハミング七段7300万ウォン(約690万円)
10位キム・ヨンフン八段6500万ウォン(約615万円)
https://m.cyberoro.com/news/news_view.oro?num=527384&sort=B

6位~8位は1億ウォン以上という書かれ方だったため詳細よくわからず。

中国囲碁界

有力な情報が見つかりませんでした。

2021年ではなく全盛期という話であれば、2016年に当時世界最強の柯潔九段が750万元(約1億2345万円)の賞金を稼いでいたという情報はあります。
そこから減っているのではないかとは言われていました。

 

 

将棋界

 

順位名前獲得賞金
1位豊島将之二冠1億0645万円
2位渡辺明三冠8043万円
3位永瀬拓矢王座4621万円
4位藤井総太二冠4554万円
5位広瀬章人八段3241万円
6位羽生善治九段2491万円
7位久保利明九段2421万円
8位木村一基九段2338万円
9位丸山忠久九段1926万円
10位千田翔太七段1692万円
https://www.chunichi.co.jp/article/197675

一応調べましたが、日本だけ飛びぬけていると思われるため日本将棋界だけの話にします。

  

チェス界

 

順位名前獲得賞金  
1位ノルウェーGMマグヌス・カールセン556,093ドル(約5932万円)
2位中国GMチュ・ウェンジュン(居文君)347,368ドル(約3704万円)
3位ロシアGMアレクサンドラ・ゴリヤチキナ265,345ドル(約2830万円)
4位アメリカGMヒカル・ナカムラ(中村光)246,587ドル(約2630万円)
5位アルメニアGMレヴォン・アロニアン142,844ドル(約1523万円)
6位アメリカGMウェズリー・ソー137,375ドル(約1465万円)
7位アメリカGMファビアーノ・カルアナ115,498ドル(約1232万円)
8位ロシアGMダニイル・デュボフ110,179ドル(約1175万円)
9位中国GMディン・リーレン(丁立人)108,500ドル(約1158万円)
10位ロシアGMイアン・ネポムニアッチ105,880ドル(約1130万円)
https://chessprizes.com/

今年は最大の賞金大会の世界選手権がなかったため上位の賞金も控えめな印象ですね。

まとめ

どう思うかは個人差があるとは思いますが、パッと見る限り日本の囲碁将棋界は他に比べると賞金が充実しているように見えますね。

他に注目したい点として、新型コロナウイルスの影響でオンライン型のものも増えてきていると噂を聞きます。
例えば2021年2月現在のチェス世界チャンピオン、マグヌス・カールセン氏はオンラインチェス大会にも盛んに挑戦しているようです。

今回のランキングの賞金に含まれていませんが、オンラインチェス大会はe-スポーツに分類されるらしく前述のカールセン氏は累計で565,344ドルをe-スポーツ(オンラインチェス)で稼いだとされています。

カールセン氏のe-スポーツプロフィール

棋士やプレイヤーのあり方ももしかすると時代とともに変化していくのかもしれませんね。

ABOUT ME
くろーりん
チェスブロガー、くろーりん。 チェスのルールを知らなくても楽しい。 ルールを知ってるともっと楽しいブログを目指します。 チェス情報発信歴10年くらい。 チェスの強さはいまいちなので、雑学やTIPSなど「チェスって面白い」と思っていただけるブログ制作を心がけます。 (当ブログはリンクフリーです) Vtuberとしてyoutubeで配信もしているので、ここの下のyoutubeアイコンからぜひお越しください。

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